Theano 0.7 / 桜定点観測(5)
Theano 0.7 で overlap ありの max-pooling & down-sampling
Theano 0.7 が出ましたね.
Welcome — Theano 0.7 documentation
MacPorts でも 0.7 がインストール/にアップグレードできるようになってました.
$ sudo port selfupdate $ port info py27-theano py27-theano @0.7.0 (python, devel) : $ sudo port upgrade py27-theano
Theano の開発版をおっかける - まんぼう日記 の時に書いた overlap ありの pooling が出来るようになってます.前に書いた時は,開発版でも(GPU使わずCPUだけでの計算では)遅くて使いもんにならへんかったんですが,リリース版では改善されてることを期待して,実験.CIFAR10 の 32 x 32 x 3 の画像を 5x5 の大きさのフィルタ16種類で畳み込む convolution 層の上に,4x4 領域で max-pooling によるダウンサンプリングをする層,その上に ReLu ユニットの層,最後に softmax の層,という構造で.Theano で MLP & CNN (3) - まんぼう日記 に書いたプログラムをちょっと書き換えて使いました.
Theano 0.6 までの max_pool_2d では,引数 ds に (4, 4) を与えて上述のような max-pooling & down-sampling をする場合,その領域は互いに重ならないようにしか設定できませんでした.それが,Theano 0.7 の max_pool_2d では,引数 st というのが指定できるようになっていて,例えばこれを (2,2) とすると,4x4 のパッチを縦横に2画素ずつずらしながら max-pooling & down-sampling できるようになりました.Theano 0.6 までのんは st が ds と等しい場合に相当します.
というわけで,ds = (4, 4) として,st のみを st = None (従来通りoverlapなし)と st = (2,2) の二通りに変えた条件で実験してみたところ,st = None で70分で終了する学習のプログラムが,st = (2,2) では5時間かけても終わらず.3,40時間かかる見込み….4倍程度になるんやったらわかるけど….使えませんがな (;_;)
やぱし Convolutional Neural Network の実験は GPGPU 必須かなぁ.
桜定点観測(5)
さて,気を取り直して,桜定点観測(4) - まんぼう日記 のつづき.↑の実験やってる間に,瀬田川ぐるりさんぽ道 をぐるりっとさんぽしてきました.
というわけで,4月6日から今日11日までの定点観測の結果を 桜定点観測(2) - まんぼう日記 と 桜定点観測(3) - まんぼう日記 に追加しときました.満開んなったとたん雨続きやから,まあ期待しないでどうぞ.
んで,こちらには定点観測ポイントじゃないとこの写真なぞ.ほな「定点観測(5)」とかタイトルつけんなよってとこですが.
瀬田川洗堰そばの風景.小細工...(^^)
今日の洗堰は,1号から4号までが閉じてて5号から10号までが開いてるちう見慣れないパターン.放流量も↑のように見慣れない値.とかいわれても誰にもピンとこーへんでしょうが (^^;
洗堰からいつもの場所へ.国道422号バイパス工事の様子を見に行ってきました - まんぼう日記 の時と同じ場所で写真撮ってみたので比較してみましょう.まあ,間の悪さにかけては定評のあるたかたかのやることですので,つぼみの頃 vs 散りかけですが (^^;
ならべてみてはじめて気づきましたが,緑がふえてますね.春ですなぁ.
こちらは今回のみの写真.右は,大戸川方へちょっとだけ遡ったところ.
最後に…
桜の花びらを身に纏ってます.風流ですなぁ…….ごめんなさい.
鴨かものおじさん
おまけの余談.朝の登校時なんかに,お食事中の鴨かもなみなさんの邪魔をすることがよくある( cf. シグモイドの対数が \( -\infty \) になるのを防ぐ - まんぼう日記, 468万円の借金を踏み倒しました / 桜定点観測(1) / 51C6 - まんぼう日記 )んですが,最近,いつも同じ群れの邪魔をしてる気がしてきました.
左は3月31日,右2枚は4月8日撮影.↑の時も,他の日に写真撮ってない/撮りそこねた時も,群れの中に一羽だけ,いっつも座ってるひとがおるんですね.
こちらは4月9日撮影.このひと.こんときは撮る直前までずっと座ってたけど,すくっと立ち上がらはりました(「なんやおっさん」て警戒された鴨).そのままじっと眺めてると,左足をしきりにぴくぴくさせてます.
というわけで,「鴨かものおじさん」と名付けて観察してみることにしました.おじさんかどうか知りませんが (^^; ほんまに同一個体かどうかもわかりませんが (^^; 単に群れの中の一羽が監視役として座る習性があるだけ,とかそういうことかもしれませんが (^^;