まんぼう日記

takataka's diary

脳の中の美術館

(cf. 旧「まんぼう日記」を発掘 - まんぼう日記 )

 

今週末は夜飲みに行ったりすることが多くて、日記書きをサボってしまいました。 これを書いてるは29日(日)の午前1時やったりします…

 

人からお借りした

  • 布施英利 「脳の中の美術館」 854円   ちくま学芸文庫(ISBN4-480-08274-3)

読了。 「脳の機能形式という視点から美術を論じよう」という本。 人間の視覚を、純粋な視覚に訴える「目の視覚」と共通感覚的な視覚に訴える「脳の視覚」に分け、様々な写真・映画・マンガ・アニメーション・絵画作品を「解剖」し考察していく。 ただし、筆者自身

この本は「厳密な検討に耐える」ことを目的として書かれたわけではない。


現代の学問には厳密な検討よりも「もっと大切な何か」がある、とぼくは信じているからだ。 そのような考えに共感してくれる方のために、僕はこの本を書いた。

 と述べているように、緻密な論理によって理論を構成していくのではなく、 多くの人に共感を与えるような「理論」を提出することを目的としている。 その点を了解して読み進めていけば、とても面白い。 ちなみに著者は、東京芸大の大学院修了後に東京大学の養老孟司先生の研究室で助手をやっていた、という経歴の持ち主。