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まんぼう日記

takataka's diary

科学技術振興調整費による目標達成型脳研究「文脈主導型、認識・判断・行動機能のための動的記憶システムの研究」の第4回研究会 に伴う 文脈主導型、認識・判断・行動システムの脳生理、工学による統合的研究シンポジウム

(cf. 旧「まんぼう日記」を発掘 - まんぼう日記 )

 

「文脈主導型、認識・判断・行動システムの脳生理、工学による統合的研究シンポジウム」 の講演を聞いた際のメモ。

  • 「認知記憶の大脳メカニズム:内部表現と想起」宮下保司  視覚記憶の検索過程をコントロールする信号が前頭葉から側頭葉に伝達されている証拠をつかんだ、という最新の論文(cf. 10月18日)の成果など。
  • 「ワーキングメモリーと長期記憶」山鳥重  失語症を扱った本( cf. でもそのもう少しが大変なのねん。 - まんぼう日記 )なども書いておられるが、 今回は言語記憶課題でPETやfMRIを使った実験について。 把持時間の短い条件(短期記憶、ワーキングメモリー)と長い条件(長期記憶)では賦活される領野が異なる。 短期から長期への移行がどのように行われるかを解明することが重要。
  • 「脳とはどんなコンピュータか」松本元
  • 「文脈情報処理と前頭連合野」渡邊正孝  前頭連合野の機能は「文脈」をキーワードにして考えることができる。 文脈を捉える、モニターする、形成する…
  • 「ワーキングメモリーでの時間コーディングを担う動的神経回路の研究」桜井芳雄  刺激提示時間の長さを記憶する必要のある課題で、そのような情報が神経回路でどのように処理されているかを解明することを目的とする。 4本組にした電極で記録してその信号をクラスタリングすることで多数のニューロンの活動を再構成できるという話に興味を引かれた。
  • 「学習課題実行中の脳活動の実時間光計測による解析」飯島敏夫  腕を動かしてボタンを押す反応を学習したサルの運動野および運動前野の光計測。 光計測では脳活動の時間・空間推移を知ることができる。 現在の研究の延長で、運動の計画を読み取って実際に動作を起こす前にその動きを推測することが可能になるだろう。
  • 「視覚野における面の表現」小松英彦  V1のニューロンは一般にごく小さな刺激に応答するが、背景となる広い面の輝度によって応答を変化させるものも見つかった。 盲点における充填知覚の話も。
  • 「三次元知覚の神経機構」泰羅雅登  視覚系の背側経路(後頭葉→頭頂葉、位置の処理(where)を行うと考えられている。ちなみに腹側経路(後頭葉→側頭葉)は形の処理(what))において、 視差手がかり、あるいは絵画的手がかりに基づいて平面の傾きを識別するニューロンについて。
  • 「円滑追跡眼球運動のための文脈による視覚-運動情報変換の変化」河野憲二
  •  ``Shifting receptive field in smooth pursuit, supression of the VOR, and the effect of a visual illusion on receptive field shifts,'' Michael E. Goldberg  LIPと呼ばれる領野のニューロンがsaliencyやattentionを扱っている。

ふう。