まんぼう日記

takataka's diary

三浦綾子さん亡くなる

(cf. 旧「まんぼう日記」を発掘 - まんぼう日記 )

 

世界の総人口が60億人を突破。

 

三浦綾子さん亡くなる。

 

たかたかが三浦綾子の著作を初めて読んだのは大学1年のときでしたから、かれこれ9年前のことです。 筑波大学は三学期制のため他大学と比べて夏休みが早く(7月はじめ~8月おわり)、それに目をつけた某百貨店が当時、御中元シーズンのバイト要員として筑波大生をぎょうさん雇い入れてました。 7月はじめの2週間ほど毎日、早朝の大学構内に十数台の観光バスがやってきて学生を東京湾岸の配送センターまで連れてゆき、8時間仕事させて夜またつくばまで送り返すという、今考えると豪快なもんでした(なにしろまだバブル崩壊してなかった頃ですから)。 メインの仕事は中元の品を包装したりとか紐かけたりとかそういう肉体労働やったんやけども、たかたかはラッキーなことにめっちゃ楽な仕事場に配属されました。 発注伝票をOCRで処理する部署やったんやけども、装置が古うて(何しろ8インチフロッピー使うてたし)紙づまりとか読み取りエラーとか頻発してたんですね。 で、その装置を監視して、ジャムった伝票を除去&紙送り装置を掃除して復旧させたり、おバカな装置が読めない数字を手入力してやるというのが仕事でした。

 

いかん、前置きめっちゃ長うなってしもた。

 

で、その部署の担当やった社員の方がとっても気のいい人でして、バイト最終日のたかたかにメッセージを添えて一冊の本をプレゼントして下さったんです。 それが、三浦綾子の「泥流地帯」でした。 どんな話かは読んでもらうとして、この本を読んだたかたかはめっちゃ感動して、自分の生き方に少しは自信が持てるようになったことを覚えています(僕にだって若いころはあったんです (^^))。 ちなみにそのメッセージには、聖書の一節を引用してから、 「ご苦労様でした。 たかたか君のマジメなことにはおどろきました。 勉学にもがんばってください。」 と書いてありました(まあそんな時代もあったねと *^^*)。 今思い返すと、この本に出会ったことでたかたかはずいぶんと救われたような気がします。 一方でずいぶんと苦難の道に迷いこんでしもうたような気もしないではないけど。

 

「氷点」以降の作品は口述筆記で旦那さんが書き取ってたという話は知りませんでした。 御冥福をお祈り致します。