まんぼう日記

takataka's diary

シンポジウム一日目

(cf. 旧「まんぼう日記」を発掘 - まんぼう日記 )

 

シンポジウム一日目

 

寝屋川からATRまでは結構かかるなあ。 うちからまっすぐ東に行けたらすぐなんやけど。 鉄道やと、いったん京都の方行ってから南下するか、大阪の方行って奈良経由で北上するかで、どっちにしても遠回りやからなあ。

 

8:05 寝屋川市駅発 →(京阪)→ 8:40 丹波橋駅着 → 8:55 近鉄丹波橋駅発 →(近鉄)→ 9:20 高の原駅着 → 9:40 高の原駅発 →(ATRバス)→ 9:50 ATR

  • T. Poggio  SVM(Support Vector Machine)の話と、その実時間物体検出への応用の話。
  • C. G. Atkeson  ATRでやってる、見まねで運動を学習するロボットの話の続き。 学習させたい一連の動きをすべてデモンストレーションして見せなくてもいいように、モデルベースの強化学習を導入した。
  • V. Bruce  gaze(注視?)の心理物理学。 人間のコミュニケーションでは、相手が何を注視しているかというのが重要な手がかりになっている。 頭の向きと視線が矛盾した方向を示している場合、視線の方が優先される(やったかな?)とか、ジェスチャーと組み合わせたらどうか、とか。 幼児の場合、手指による指示、頭の向き、視線の移動の三つの手がかりでは、後のものほど発達の後の段階で理解できるようになる。
  • T. Sato  同じくgazeの心理物理学。 人間のgazeの検出精度はかなり高い。 誰かと視線が合ったと感じたなら、間違いなく相手も自分を見つめていると思っていいそうや。
  • C. von der Malsburg  ニューラルネットワークの分野で昔から有名な方。 初めてお目にかかるので楽しみにしていた。 話は、2D画像から3D物体認識のための表現を構成する方法について。 いわゆる``jet''とかで、最終的にはグラフマッチングで認識。
  • S. Amari  ICA(Independent Component Analysis)の情報幾何の話。 甘利先生はあいかわらずの調子でした。

Poggioさんとかvon der Malsburgさんとか機械学習・パターン認識の立場の人が、もう少し生理学の知見とか脳のモデルを考慮した話をしてくれるかと期待してたけど、そういう話題はぜんぜんなかったな。 その辺がものたりん。


終了後は、電総研の方と一緒に難波から道頓堀 (巨大な蟹やらふぐやら変なかっこして太鼓たたいとる「食いだおれ人形」やら喜びのあまり橋から川に飛びこむ兄ちゃんやらおるあたり) に行き、夕食を食べる。 道頓堀なんか来たん十数年ぶりや。 しかも大学入るまで18年間ずっと大阪住んどったくせに、食いだおれで飯なんか食べたの生まれてはじめてや。