まんぼう日記

takataka's diary

曙の空に人生を思ふ(^^;

(2014年12月28日に転載: 旧「まんぼう日記」を発掘 - まんぼう日記 )

 

昨日の夜遅く家に帰ろう思たら、なんと研究室の鍵がない! 持ってくんの忘れてしもた、一人やから誰か来るまで帰られへん。というわけで、徹夜 ;_; 夜が明ける頃になって研究室に合鍵があるのを思い出し、はよ気付かんかい、と自分にツッコミを入れつついそいそと帰宅する、その道中…

 

ちょうど日の出前。紅に染まる東の水平線。橙から黄、緑を経て青に至る淡い光のグラデーション。勢力を弱めながらも依然夜空を支配する濃紺、そして並木道の黒いシルエット。曙の空のあまりの美しさに、おもわず立ち止まる。

 

こんなふうに空を見上げるなんて、この三年間なかったことやなあ。夜明けの道を帰るときも、いっつも下向いて歩いとったもんなあ。本当に必要なもの、ほんまに大切なもんはすぐそこにあったのに、気付くことがでけへんかったんやなあ。ついぼんやりと下らないことを考えてしまいました。

 

そして再び歩きだしたたかたかは、昨日いつもと反対のポッケに鍵を入れたことを思い出したのでした。